2011年 05月 08日
あっという間に5月(おおぬま代表)
ならびに関係者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
村山担当のブログの通り、劇団員は皆元気です。
しかし劇団員の家族や親族等、被害の甚大なところで
大切なものを失いました。
本当に、それまでの価値観が変わってしまうほどの事態に
私自身なにを語ればいいのかわからなくなりました。
昨日言った言葉は、今日の自分にとって意味が違っている。
おそらく明日の自分にとって、意味が変わらないものは
事実に対する「想い」でなく
事実そのもの、なのかもしれません。
そして
今回思ったのは
ささやかな日常のありがたさ
どこかで誰かと会ったり、一緒に時を過ごすことって
実は思ってた以上に大事なものだったんだってこと。
明日の自分には否定されてしまうかもしれないけど
一番の、どこへでも持っていける、なくならない宝物は
心の中にある、記憶や思い出。
それはささやかな日常の中で、静かに積み重なっていくもの。
この「よしこのつぶやき」は
劇団員達の、ささやかな日常を語る場所です。
ここから、また、つぶやきはじめようと思います。
いろんな思いがあって、答えはひとつじゃない
いろんな人、状況の中にそれぞれの答えがあるんだと思います。
同じ桜を見ても、心の中にあるものは
見る人の数だけあるように。
復興を目指す道のりは遠くとも
昨日よりはまた一歩進み続ける
その真ん中で
続いている日常を思いながら
今自分にできることをする、それだけです。
というわけで
被災しながらも復活した松島水族館に行って来ました。
おそらく小学校の修学旅行に行って以来だと思う
それほど私にとっては思い出の薄い場所だというのに
この横断幕が目に入った瞬間
心の中にある、滅多に入らないスイッチが・・・
戦中、戦後を乗り越え、80年以上続く松島水族館。
そこにしっかりと立つ、その力強さに逆に励まされました。
というわけで
復活!よしこのつぶやき、です。
by yoshiko-gekidan
| 2011-05-08 00:18