私の体には大きくて、ぶかぶかで。
袖は何回か捲らないと手が出ない。
これを着て千春さんは多くの人と出会い、
よしこもいつかのどこかで、
これを着た千春さんと会い、話し、笑い、
共に時間を過ごしてきたんだろう。

ポケットに手を入れる。
こんな風に千春さんも入れていただろうか。
指や手がよく動く人だったから、
ポケットの中で指を遊ばせていただろうか。

初めてそれを着た時、
「千春さん」と心の中で呼んでみた。
千春さんに包まれてるような気がしたから。



去年の秋、千春さんを偲んで行われた会の場で、
お姉さんと奥様が「よかったら持って帰ってください」と、
並べられた衣類。
ああ、確かに千春さんはこれを着てたっけ…
そう思うものがたくさんあった。
主を失った服達は、それでも鮮やかに、
面影をうったえてきた。
どの服も、どの服も…

千春さんは、ここにいたんだ。

既に今回の公演が決まっていた私達は、
その中からひとつをいただいた。
一緒においで。君のよく知っている、彼を探しに行こう。



公演が終わったら、アトリエに飾ろう。
いつでもよしこを出迎え、見送ってくれ、
見守ってくれるだろう。

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大泉千春作の「鬼門〜春来る鬼の来し方は〜」
千春さんの服を着てお待ちしてます。
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by yoshiko-gekidan | 2008-01-31 21:45 | Comments(0)

よしこの公演に欠かすことのできない存在、守り神的マスコット人形
「mizukoちゃん」が、この度、ニュータイプとなって登場します。
どこがって…やっぱりスタイルでしょうか。
新人類的、スタイルのよさ?は、今回新たに作られた型紙によるものです。
今まで型紙もなく、およそ口伝によってのみ、その技が伝承され…
それはそれで、個性豊かだったのですが。
(あ、一見蟹みたいに見える、手足が極細のmizukoちゃんは、
かつて大沼家で製作されたものです。)
というわけで、今回は型紙をもとに、小道具・衣裳さんがそれぞれちくちく手縫
いをしました。
コスト削減を狙う友恵ちゃんは、中に詰める綿をきりつめたため、ひょろっと虚
弱体質風に。
一方えっちゃんは大胆にも綿をふんだんに使い、これでもかと言うほどに詰めた
ため、むっちり肥満体質風に。
やっぱり出ました、個性…。
そして今までなかったあんな仕掛けも…いや、たいしたことでもないんですが、
見ていてちょっと「どきっ」とします。

今回の「鬼門…」では、mizukoちゃんも大事なキャストです。
あんなことや、こんなことまでされちゃって、もう彼女?でなければ演じること
が出来ない、体を張った大熱演。
千春さんが書いてくれた脚本は「鬼門」にしても「覚醒」にしても、mizukoちゃ
んの見せ場があります。
「覚醒」では役名までもらい、授業中先生に「田中君は礼しっぱなし」と言われ、
うれしそうでした。
千春さんにとってmizukoちゃんはどんな存在だったのか。
もっと活躍させるべきと思っていたのか、
また自分のアイデアを形にするにいい素材だったのか。
いずれにせよ、千春さんとmizukoちゃんの間には、
何かよしことは別の繋がりがあったのかもしれません。
きっと今回の公演も、mizukoちゃんにだけは、千春さんの気配がわかるのでしょう。

『あなたが与えてくれた役割を、精一杯演じるの…』

なんて単純で純粋な想い。
よしこも負けてはいられません。

大泉千春作の「鬼門~春来る鬼の来し方は~」
mizukoちゃんも大活躍?
是非観に来て下さい。
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by yoshiko-gekidan | 2008-01-30 12:29 | Comments(0)

きよ(制作とか)

忙しい毎日で
がっくり落ち込んでいる。
そんな中私のストレス解消は派手な色の服を着るだ。
多分、気分を変えるための自己防衛システムなのだろう。この間も夜中に明日着る派手な色の服をタンスの中から探し出した。次の日はちょっといかれた感じで出勤。
以前友人と
いい加減な年になったら、あの人あの年であんな格好している…と人に後ろ指指されるような格好で生きて行こうというような話をした。
本当にそう思う。
そして私の夢はしわしわの手にバカでかい指輪を何個もすること。
それイミテーションでしょ。みたいな指輪をはめたい。そんな素敵なばーさんになりたい。
そんなわけで
『鬼門』見にきてくださいなー。
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by yoshiko-gekidan | 2008-01-29 18:12 | Comments(0)

私の職場には、あと二人よしこの人がいます。
もともと人の多い職場なので、人口に対するよしこの割合としては…やっぱり多いですね。
女性の多いフロア。劇団員達には「口説きまくっているのだろう」と誤解されている私ですが、
いたって地味に生息しています。
今日、えみさんに励まされ、ようやく隣の席になって日も浅い、しかも新人さん二名に、
「実は…」とチラシを渡し、どきどきしながらカミングアウトしました。
生の芝居を見たことはほとんどなく、勿論よしこを知らなかった二人は、
それでもじっくりチラシとHPを見てくれて、嬉しかった。
この公演が「よしこ初体験」になってくれたら、さらに嬉しいです。

「鬼門〜春来る鬼の来し方は〜」の初演は1997年、いまから約10年前の作品の再演となります。
今回見にいらしていただけるお客様の中に、どれだけ初演を見た方はいるのでしょう。
10年といえば、それなりの時間です。お客様の環境も大きく変わっていることでしょう。
学校を卒業して帰郷したり、転勤したり、結婚したり、出産したり…
新しい出会いもあって嬉しいけれど、
確かになんらかの事情でお別れしてしまった人達もいるのでしょうね。
そして見続けてくれている人達もいる。ありがたいです。
いろんな人達の生きている時間の中に、よしこも間接的に一緒に生きている。
想い出や、記憶の中に…
そしてよしこはそんな皆さんとの出会いや、共有した時間、いただいた言葉やなんかで、
今の形になってるんだと思います。

10年ぶりのこの芝居。さすがに初演よりいろんな面で育ってます。
勿論10年前はその若さゆえのがむしゃらさが良かったと思いますが。
新しい部分もあれば、懐かしい部分もある今回のお芝居について、
大事なお楽しみの部分は隠しつつ、少しこの場で語ってみたいと思います。
そして千春さんについても…

10年前。10年という時間。10年後の今…
何が一番違うって…
彼がもういないってことです。
たぶん、家族を亡くしたことのまだない私にとって、
もっとも身近な人との別れでした。

初めての人も、よしこを見続けてきてくれた人も、
是非見に来てください。
大泉千春作の「鬼門〜春来る鬼の来し方は〜」
埋もれさせるには惜しい程、すてきな物語です。
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by yoshiko-gekidan | 2008-01-29 01:37 | Comments(0)

ラストスパート

いよいよ
公演が近づいてきました~。
早い。早いなぁ。
最近、極寒の盛岡
あ~もう寒さは堪能しました。そろそろ春もーどでお願いします。と日々つぶやいています。
うんざり…
皆様風邪などひかずに2月10、11に我々と鬼は外福は内といきましょう。
待ってます。
千春さんに喜んでもらえる芝居にー。
頑張れ。頑張れオレ。
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by yoshiko-gekidan | 2008-01-27 22:54 | Comments(0)

おおぬま

あけましておめでとうございます。
本年も宜しくお願いいたします。

ブログの方が年末の忘年会の話で盛り上がって?いるようです。
私…見ました。
すごい忘年会でした。
ホントに出来るのか?という程、ぎりぎりに決まった日程。
勿論稽古最終日。
稽古終了の22時近くに店に到着。これでも一次会です。
最後はよしこ以外の客も帰り、貸切状態になってしまいました。
恒例のクリスマスプレゼント交換は、「お正月」のメロディーに乗せて…
私は今回のひろいんからのプレゼントをゲット!
例の岩に登り盛り上がる一同の様子を、丑年チームの一員として遠巻きに見守っておりました。(丑年の気性なんでしょうか…)
そして、この場のジャンケン大会で、とんでもない重要事項が決定され…
もう神の導きとしか思えない…負けチームの私はそう思うしかありませんでした。
詳しくは「るつぼ」会報などに後々公開されるかも…

今年は冬公演ということもあり、忙しい中、急な忘年会になってしまいましたが、
新年会こそは前もって余裕を持って日取りが出来ればと思います。

そんな感じで?今年も和気藹々の連中。
一致団結、一丸となって、本番まであと一月、ステキな舞台にします。
皆様是非観にいらして下さい! お待ちしてます。
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by yoshiko-gekidan | 2008-01-06 16:26 | Comments(1)

えみ(宵っ張り)

皆様、新年あけましておめでとうございます。
只今、久々にPCの使える環境下に居るのが嬉しくて
ついつい新年早々ひたすらネットサーフィンなんぞ
やっております。

そんなわけで、コメント欄に書こうかと思いましたが
せっかくなので堂々とブログにUPしたいと思います。

えーと、忘年会のお店にあった壁一面の岩山、
ワタクシ宴会部長とともに登らせていただきました。
しかもおそろいの「ぺ様靴下」を履いて。

よしこのお姉様方が皆携帯片手に写メを撮り、
ちょっとしたアイドル気分を体験しました。

そんなこんなでよしこは現在お正月休みです。
束の間の休憩が終わったら、
いよいよ2月の公演に向け全力で走り出します。
様々な想いを胸に、より良いものをお届けできるよう
頑張りたいと思います。
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by yoshiko-gekidan | 2008-01-01 03:07 | Comments(0)