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おおぬま「鬼門~春来る鬼の来し方は~」を語る2

よしこの公演に欠かすことのできない存在、守り神的マスコット人形
「mizukoちゃん」が、この度、ニュータイプとなって登場します。
どこがって…やっぱりスタイルでしょうか。
新人類的、スタイルのよさ?は、今回新たに作られた型紙によるものです。
今まで型紙もなく、およそ口伝によってのみ、その技が伝承され…
それはそれで、個性豊かだったのですが。
(あ、一見蟹みたいに見える、手足が極細のmizukoちゃんは、
かつて大沼家で製作されたものです。)
というわけで、今回は型紙をもとに、小道具・衣裳さんがそれぞれちくちく手縫
いをしました。
コスト削減を狙う友恵ちゃんは、中に詰める綿をきりつめたため、ひょろっと虚
弱体質風に。
一方えっちゃんは大胆にも綿をふんだんに使い、これでもかと言うほどに詰めた
ため、むっちり肥満体質風に。
やっぱり出ました、個性…。
そして今までなかったあんな仕掛けも…いや、たいしたことでもないんですが、
見ていてちょっと「どきっ」とします。

今回の「鬼門…」では、mizukoちゃんも大事なキャストです。
あんなことや、こんなことまでされちゃって、もう彼女?でなければ演じること
が出来ない、体を張った大熱演。
千春さんが書いてくれた脚本は「鬼門」にしても「覚醒」にしても、mizukoちゃ
んの見せ場があります。
「覚醒」では役名までもらい、授業中先生に「田中君は礼しっぱなし」と言われ、
うれしそうでした。
千春さんにとってmizukoちゃんはどんな存在だったのか。
もっと活躍させるべきと思っていたのか、
また自分のアイデアを形にするにいい素材だったのか。
いずれにせよ、千春さんとmizukoちゃんの間には、
何かよしことは別の繋がりがあったのかもしれません。
きっと今回の公演も、mizukoちゃんにだけは、千春さんの気配がわかるのでしょう。

『あなたが与えてくれた役割を、精一杯演じるの…』

なんて単純で純粋な想い。
よしこも負けてはいられません。

大泉千春作の「鬼門~春来る鬼の来し方は~」
mizukoちゃんも大活躍?
是非観に来て下さい。
by yoshiko-gekidan | 2008-01-30 12:29